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昨日は雨で順延。
本日は晴天なりと張り切って早朝に出発したT氏(仮名)。
丹沢報国寮への経路の検証がまだ済んでいないと、入寮者に
V派がいたとすれば可能性を考えたかもしれない2ルート:
(1)三ノ塔からヨモギ尾根経由で札掛へ
(2)大山参拝後に北尾根経由で札掛へ
を実際に歩いたところ、やっぱり無理じゃまいかと申します(笑)
ついでに崩壊地の新旧の復旧工作を実地見分した模様です。

4e498d13.jpeg往路 
ヤビツ峠から水沢林道で三ノ塔、
ヨモギ尾根を下って札掛へ





9893f07a.jpeg帰路 
地獄沢作業道終点から
堰堤を越え急傾斜を
這い上がって大山北尾根




今日は本当は蓑毛経由で大山を先に登るつもりだったが
秦野のバス停で靴ひもを結び直している間に蓑毛行きの
バスがさっさと行ってしまい、30分待ってヤビツ行きに
乗り込んだらば、今度は超満員で降車できず、しかたなく
終点まで乗ったため径路の変更を余儀なくされたそうです。
地獄沢の作業道終点からの登りは覚悟してたがやっぱり
トンデモの世界だった久々に冷や汗かきまくりだったと
述懐します。

非常に残念なことに大山の二重滝付近で若い家族の事故が
あり、ヘリが巡回、消防と警察が忙しく動いてたそうです。
亡くなった25歳のお父さんは子供を助けようとして滑落した
とのことです。
何とも痛ましい。

********************************
熱気むんむんバスをやれやれと降り、まずは水を調達しようと
したらば自販機が撤去されててorz。 護摩屋敷の水に走って
空ペットボトル500mlを満たし、而して表尾根の登山口へと
向かったそうです。

水沢資材運搬路をたどって周辺の治山施設の見物です。
e-丹沢の裏ファイルに
「平成15年度 水沢治山流域総合調査報告書」
(神奈川県湘南地区農政事務所/㈱ダイヤコンサルタント)
本文(一部の図が表示されない)
http://www.e-tanzawa.jp/support/e-tanzawa_Supt/info/tanzawa-DB/15%E6%B0%B4%E6%B2%A2/15%E6%B0%B4%E6%B2%A2%E6%B2%BB%E5%B1%B1%E6%9C%AC%E6%96%87.pdf
図面
http://www.e-tanzawa.jp/support/e-tanzawa_Supt/info/tanzawa-DB/15%E6%B0%B4%E6%B2%A2/%E5%B9%B3%E6%88%9015%E5%B9%B4%E5%BA%A6%E6%B0%B4%E6%B2%A2%E5%9B%B3%E9%9D%A2.pdf
があり、ありがたく活用させて頂くが、調査の原資は県民の税金、
報告書は他にもあるはずで、全部オンラインで公表するのが筋、
とT氏は申します。
以下、上記資料を「H15水沢調査」と略記します。


三ノ塔の北東面は関東大震災で大崩壊したが、アクセスが
悪いため丸裸のまま戦後まで放置されたようです。
【ご参考】
三ノ塔の植樹活動
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/sinrin/chisan/topic/mizusawa.html
水沢地域の流域保全治山
http://www.pref.kanagawa.jp/osirase/sinrin/chisan/gaiyo/history.html

本格的な復旧治山は1968(昭和43)年に資材運搬路の開設が
始まってから(完成は1983(昭和58)年)で、工事は平成以降も
続き、2001~2007年の市民参加の植樹で一段落ついたようです。

植樹には丹沢写真館さま御令嬢も参加された由です:
http://www.ne.jp/asahi/ando/tanzawa/4-Hiking/35-Yomogidaira/yomogidaira.htm
AY師は水沢地区を綿密に調査されました:
http://www.geocities.jp/mk20030130/ay-sannko-na-14.html
http://www.geocities.jp/mk20030130/ay-sannko-na-25.html
http://www.geocities.jp/mk20030130/9614-ay150-yagennsawa-futamatakaione-sannnotou.html
もちろんM-K御老公も:
http://www.geocities.jp/mk20030130/mizusawa-yomogi330.html
花立小僧師は水沢資材運搬路を完遂:
http://www7a.biglobe.ne.jp/~taiju/list/20080607/kiroku20080607.html
ミックスナッツさんも記録:
http://70314064.at.webry.info/200903/article_9.html


以下、「水沢資材運搬路」を「水沢林道」と略します。

0910040835.JPGまずは一般登山道。







「H15水沢調査」によれば、このあたりは秦野市財産区の官行造林、
尾根を越えると諸戸の私有林のようです。

0910040836.JPG彫りの深い登山道が
エキゾチックで新鮮だった、
とT氏は申します(笑)








0910040841.JPGほどなく
水沢林道に
再び合流。





0910040845.JPG水沢林道は
なだらかです。






0910040846.JPG谷止工です。
銘板は






0910040847.JPG平成13年度 寒沢
復旧治山事業
No.1コンクリート谷止工
小宮建設株式会社
神奈川県林務課




0910040854.JPG枝打ちはまだ?









# 来る11/22(日)に丹沢自然保護協会の主催で枝打、間伐の
「森林整備体験活動」が予定されています:
http://www.geocities.jp/tanzawasizenhogokyoukai/09.11.22.pdf


0910040856.JPG根付かなかった?
崩壊の危険あり。






0910040857_2.JPG銘板つきの
林道側壁、
初めて見ました





0910040857_1.JPG平成元年度 前水沢
小規模治山事業
コンクリート土留工
相州産業株式会社
神奈川県林務課



しばしば見かける相州産業(株)さん、平成13(2001)年に廃業したようです:
「横浜地裁小田原支部へ自己破産の申立て。負債は2001年3月期末で約68億3200万円」
http://www1.odn.ne.jp/~cjq24190/bankruptcy%20cases/21bankruptcy01.html


0910040905.JPG土留工があります
銘板は






0910040906.JPG平成13年度 寒沢
復旧治山事業
No.1コンクリートブロック積土留工
小宮建設株式会社
神奈川県林務課



0910040910.JPG小さな谷止工
銘板なし
「H15水沢調査」の
MM-20?




0910040912_1.JPG林道の下
崩れてます。

ブルーシートは
雨よけの応急処置?



林道を通すと新たな崩壊が誘発されるのは必然、その修復と費用も
織り込んで計画すべき、とT氏は当たり前のことを申します。
林業が見捨てられ、治山も進んだ現在、新たな林道を拓くことも
ないのでしょうが。

0910040912_2.JPGまた土留です。
このペースで
ご紹介すると
大変っスが(笑)




0910040912_3.JPG平成13年度 寒沢
復旧治山事業
No.2コンクリートブロック積土留工
小宮建設株式会社
神奈川県林務課



0910040916_1.JPGまた土留です。







0910040916_2.JPG平成13年度 寒沢
復旧治山事業
No.1コンクリートブロック積法留工
小宮建設株式会社
神奈川県林務課



今度は「法留」でした。先のは「土留」。
寒沢に区分してるのは、林道の出発点に
帰属させているためでせうか。

いよいよ最大の崩壊地「水沢」に。

0910040921.JPG林道の地盤
ちょいヤバ
ですが





0910040922_2.JPG40年前の丸裸
を思えば、よく
ここまで復旧
したな、と。




0910040922_3.JPG復旧の暁には
不要の林道です。
それでも崩れたら
ブルの整地が入る
ようです。



0910040926_1.JPG堰堤の格好を
してますが






0910040926_2.JPG都合上「土留工」と
なったようです。






堰堤、谷止工、土留工、等々は便宜称なんですね。

0910040930_2.JPG水沢の堰堤群が
見えてきました。






0910040933.JPG水沢を交差する
少し手前に






0910040938_2.JPGコンクリート谷止工
近寄れず、読むことが
できません。








0910040940.JPG取り付きが
あったので
ちょい登って
みると




0910040941.JPGガレ満載ではなく
最近は泥のほうが
多い様子でした。





ドラム缶くん、どこから来たの?
(三ノ塔直下にもう一本あり)

0910040942_1.JPG下を見ると、
いい感じで
復旧してます





0910040942_2.JPG上を見るとこんな感じ。
このガレは二ノ塔付近
まで続きます





0910040952_1.JPGヘアピン近く、
轍が水路になって
林道の下に沢が
できつつあります







0910040952_2.JPG放置は
まずいのでは?






0910040952_3.JPGこのヘアピンを
左にターンすると






0910040953.JPG樹氷尾根(仮称)
分岐です。






樹氷ボトルの確認を失念しました<(_ _)>
奇しくも当日、ご老公ご一行が椿丸の「大五郎ボトル」を確認しておられます:
http://www.geocities.jp/mk20030130/9104-213-tubakimaru-yamagamitouge.html


0910040956.JPG林道を進みます。







0910040958.JPG100段階段(仮称)
は健在






0910040959_1.JPG下から見る限り
損壊なし。








この100段階段(仮称)に関する、ネット上で確認できた最古の記録は
丹沢写真館さまのものです(02年):
http://www.ne.jp/asahi/ando/tanzawa/4-Hiking/35-Yomogidaira/yomogidaira.htm
(再掲)

0910040959_2.JPGすぐに水沢本流の
堰堤が現れます






0910041000_2.JPG昭和59年度 水沢
重要水源山地整備治山事業
コンクリート土留工
相州産業株式会社
神奈川県林務課



これも今は亡き相州産業(株)さん、土留工の扱いです。

0910041001.JPGこの先、林道が
いよいよ危うく
なってきます。





0910041002.JPG人為の沢の
下を見ると
こんな感じ





0910041003.JPG林道末端の
堰堤群が
見えてきました。





0910041004_1.JPGここまで
軽なら可






0910041004_2.JPG昭和57年度 水沢
復旧治山事業
コンクリート谷止工
相州産業株式会社
神奈川県林務課



バブル期は相州産業(株)さんも絶好調だったようです。

0910041005_1.JPGこの先、かつては
車でもOKだったと
思われますが





0910041005_2.JPG今はいい感じに
苔生してます






0910041006_1.JPGしっかりした
道の跡が残り






0910041007.JPG昭和59年度 水沢
重要水源山地整備治山事業
コンクリート土留工
相州産業株式会社
神奈川県林務課



またもや故・相州産業(株)さん。

0910041009.JPG道の跡は
さらに続き






0910041012.JPGここで
途切れました。






0910041013.JPG昭和59年度 水沢
重要水源山地整備治山事業
コンクリートブロック積土留工
相州産業株式会社
神奈川県林務課



0910041015.JPG土留めを植木鉢にして
植樹しています。
なかなかのセンスです。





0910041016_2.JPG大山方面を見ますが
残念、ガスってます。







0910041020.JPGここいらで鹿柵が出現










0910041021.JPG脚立が用意されて
ますが、柵が区分け
されてるので、隙間を
縫って行けば脚立の
上り下り不要です。






0910041023_3.JPG山腹工と植樹を
見ながら鹿柵を
縫って上がります





0910041025_1.JPG平成11年度水沢治山工事
森林水環境総合整備事業
フェンス工
(有)草柳建設
神奈川県林務課



0910041025_2.JPG少し手を加えたほうが
いいっぽいところも
ありますが





0910041029.JPG概ねいい感じで
保全されています。






0910041031.JPGこのあたり三ノ塔
直下です。登山者の
話し声が気流に乗って、
混戦した電話のごとく
ガンガン聞こえます。



0910041036.JPG緊張の一瞬!
生暖かい視線を
浴びながら
ここへ出たそうです。
理解ある方々で
よかったですね。


水沢地域は大正12年以来の歴史的な治山区域です。
まとまった記録は今のところ「H15水沢調査」しか見当たらないが、
今後の復旧の様子も併せて、後世に記録を残すべきだ、しかし
県の担当者にその心意気は誰やある!?とT氏は余計な心配を
致します。心配せんでもコンサルに丸投げするのでは?(笑)

「H15水沢調査」によれば、現存する谷止工に限っても
●寒沢地区に16基
●旭沢地区に10基
●旭山沢地区に19基
●前水沢地区に20基
●水沢地区に41基
●水沢第一支渓(沖水沢)地区に4基
あり、埋もれた堰堤もあり、山腹工その他もあり、沖水沢には
林道開設以前の古い石積堰堤もあるようで、さらにAY師の
記録によれば水沢と沖水沢には恐ろしげな滝もあり。。。
で、この調査には10年はかかるっぽい、とT氏は申します。

0910041041.JPG残念ながら三ノ塔も
ガスってきました。






0910041044.JPGそそくさと
ヨモギ尾根へ






0910041053.JPGヨモギ尾根、
初めてでしたが
いいところですね
とT氏は申します




下る途中、単独のマダムとすれ違いました。
ヤビツ峠付近にバイクを置いてBOSCOから
登ってきたそうです。

0910041056.JPG写真の発色は
思わしくありませんが









0910041057.JPG実物はウマソーな
奴らでした









0910041107.JPG鹿柵ができてます。







0910041110.JPG諸戸さんも一部は
伐採放棄でせうか。。






0910041116_1.JPGヨモギ平の道標と
ベンチ、健在です。






0910041117.JPGヨモギ平は敢えて
植林しなかったので
せうか?





0910041123.JPGヨモギ平を越えると
植林地です。






0910041128_1.JPG尾根を境に北西は
枝打してません。









0910041131_1.JPG檜って枝打しないと
カッコイイんですね。









0910041131_2.JPGとはいえ
下から覗くのは
公序良俗に
反しますか(笑)







0910041141_2.JPG一部はヤセ尾根。







0910041155.JPGドカドカ下りて、
分岐のテープ
マーキング
右()は札掛森の家
左()は丹沢ホーム



0910041209.JPG左()を行きます。
一部、急傾斜を
下って堰堤に
出ました。




0910041210.JPG右手の支沢に
石積堰堤が
ありますが





0910041211_1.JPGコンクリ使用の
粗製でした。
戦後の
ドサクサ物か?
高度成長期か?



0910041213.JPG境沢の堰堤に
がんばって
よじ登って
銘板を見ると




0910041222.JPG昭和41年 通常砂防工事
境川堰堤
神奈川県土木部





0910041224_1.JPG(有)山本土建
とあります






(有)がこの規模の工事を落札?と思ってググると、なんと山善さんの前身でした:
http://www.yamazzen.co.jp/com/enkaku.html
「昭和8年11月山本善三郎(故人)が内務省直轄による治山事業を引き継ぎ創業」
とあります。ひょっとして?と思って「酒匂川水系直轄砂防誌」掲載の名簿
http://www.e-tanzawa.jp/support/e-tanzawa_Supt/info/tanzawa-DB/%E9%85%92%E5%8C%82%E5%B7%9D%E6%B0%B4%E7%B3%BB%E7%9B%B4%E8%BD%84%E7%A0%82%E9%98%B2%E4%BA%8B%E6%A5%AD%E8%AA%8C%E3%80%80%E6%98%AD%E5%92%8C%EF%BC%94%EF%BC%93%E5%B9%B4%E5%89%8D%E5%8D%8A0812/%E2%85%A4%28P24%EF%BD%9EP60%29.pdf
(pp.39~40)
を繰ってみましたが山本善三郎さんのお名前はありませんでした。
経緯から山善さんは建設省系の仕事に強そうです。


0910041224_2.JPG面白い堰堤では
ありませんが






0910041226.JPG機能は充分に発揮。







沢で靴に取り付いたっぽい赤軍2匹(軍曹級1二等兵級1)、
丹沢ホーム前にて味塩を用いて撃退しますた(・◇・)ゞ

0910041236.JPG12時半。
お昼です。
今日は丹沢ホームで
カレーを頂きました。
これで800円は安い。
お茶も飲み放題。


水を調達しようと冷蔵庫を覗いたらありません!
「アーラうちはおいしい水いくらでも出るから置いてないのヨ」
とのことで、空ペットボトルを満たして頂けました。
ありがとうございます~

********************************
午後の部です。13時を回って時間的に厳しくなりましたが、
「地獄沢」にあたってみます。

「地獄沢」の名称の由来は未調査ですが、いかにも荒れそうな
沢名で、古くから治山の手が入っていたと思われます。
午前の部の水沢地区と同様、ここも諸戸の私有林で、最近に
なって林道開設とともに治山工事が集中的に実施されてます。
と申しますか、e-丹沢の裏ファイルで
「平成14年度 地獄沢治山流域総合調査報告書」
(神奈川県湘南地区農政事務所/(財)林業土木コンサルタンツ)
を見たので訪問したらしいです。

この報告書(以下、「H14地獄沢調査」と略)の「はじめに」
http://www.e-tanzawa.jp/support/e-tanzawa_Supt/info/tanzawa-DB/14%E5%9C%B0%E7%8D%84/%E3%81%AF%E3%81%98%E3%82%81%E3%81%AB.pdf
に明記されている通り、このH14地獄沢調査も県当局が外注したものです。
お客様(県当局)へのバイアスが非常に強くかかっていることに注意されたい、
悪く言えば「お手盛り」だ、とT氏は申します。

H14地獄沢調査を批判的に読んだところ、要するに
●県は昭和62年に地獄沢・ミズヒ沢の治山計画を策定し
●保安管理道開設とともに治山工事を開始した。しかし
●平成14年現在、何らかの理由で工事が中断されているので
●工事を再開すべく調査を外注
したものである、と申します。

んで現地をちょっくら見てきたところ、結果として保安管理道は伸張されず、
代わりに(?)モノレールが開設されて大山北尾根付近の崩壊地の復旧
工事が始まったっぽい、とT氏は憶測します。

H14地獄沢調査の主要な結果は
3-4章「既往施設調査結果」
http://www.e-tanzawa.jp/support/e-tanzawa_Supt/info/tanzawa-DB/14%E5%9C%B0%E7%8D%84/14%E5%9C%B0%E7%8D%843-4%E7%AB%A0.pdf
3-5章「保全対象調査結果」
http://www.e-tanzawa.jp/support/e-tanzawa_Supt/info/tanzawa-DB/14%E5%9C%B0%E7%8D%84/14%E5%9C%B0%E7%8D%843-5%E7%AB%A0.pdf
にまとめられています。

注目すべきは3-5章で、これによると保全対象(工事の意義)は
(1)県道の「秦野清川線」0.2km
(2)県道にかかる「地獄沢橋」
(3)宮ヶ瀬ダム
だそうです。「景観の保全」は理由にならないっぽいです。
県道や橋は発生主義的に崩れたら直すほうがコストパフォーマンスが
圧倒的にいいはずですし、崩れそうな所は
他にもたくさんある、
宮ヶ瀬ダムの浚渫費用の軽減が目的なら、費用も宮ヶ瀬ダムに
付けるべきぢゃまいか?
以上を総じるに、H14地獄沢調査外注依頼作戦は失敗だな(笑)
とT氏は申します。


出発しませう。

0910041315_2.JPG丹沢林道の
「境橋」から
見える石積。
上物です。
またこの次に。



0910041324.JPG13時集合に
少々遅刻
しましたが
本日の丹沢
報国寮跡地



0910041325_1.JPG便所?
いやいや
カマド跡と
断定しますた




0910041326_2.JPG報国寮跡地の
脇の沢も気に
なりますが、
この次に。




0910041333.JPG今日は
地獄沢。






0910041334_1.JPGゲートの脇から
失礼します。






先日、唐沢林道を歩いたところ生コンのトラックの往来が激しかったが、
アレは地獄沢の工事かと思ったが、工事中の箇所はなかったので、
どうやら違うっぽい、とT氏は申します。
水沢林道と同じく、ここも林道開設で誘発された崩壊地が散見された
そうです。


0910041334_2.JPG車は入って
いるようです。






0910041337.JPGモノレール開始です
本日は車道を行きます。






H14地獄沢調査の通り、林道沿いに平成14年度以前の
谷止工などがたくさんあります。

0910041345_2.JPG一般道ならこの景観は
問題ですが、ここは
治山のための林道。





0910041353_1.JPG継ぎ接ぎの工事で
見栄え不良ですが
ここは治山のための林道。








0910041354.JPG大幅に省略
しますが
相州産業さん、
ここにも。




0910041411.JPG大杉橋です。
土砂ではなくて
放置枝打材が
集積。




平成10年発行の国土地理院2万5千分の1地図で林道表記があるのは
この大杉橋の手前までです。

0910041412_1.JPG堰堤の見本会場
っぽい趣です。






0910041412_2.JPG未処置のガレ沢も
残ります。






0910041414_2.JPGオフロード開始。







0910041420_1.JPG林道歩き
正味30分ほどで
終点です。





大幅に省略しましたが、林道沿線の治山施設ひとわたり拝見しますた。

0910041424.JPG林道終点の先に
地獄沢の堰堤群が
あります。





H14地獄沢調査によれば、ここは6連の堰堤群です。

0910041425_1.JPGこれを越えて
尾根に取り付き
ませう。





0910041425_2.JPG平成11年度 地獄沢
復旧治山工事
N0.3コンクリート谷止工
(株)クズハ建設
神奈川県林務課



0910041427.JPG間伐材の
かかりっぷりが
見事です(笑)





もう一つ上流の奴に登ってみます。

0910041428_2.JPG平成11年度 地獄沢
復旧治山工事
N0.4コンクリート谷止工
(株)クズハ建設
神奈川県林務課



堰堤は上流から造るのが定石のようですが、
ここのナンバリングは下流から始まってます。

0910041429.JPG地獄沢の上流を伺うと、
うぅ。。
これは確かに地獄です。








0910041432_1.JPG尾根に
取り付きませう。






0910041432_2.JPGと思ったら、
ここも地獄だった
とT氏は申します。





0910041435.JPGケモノ道は
あるんですが






0910041436.JPGちょい登って
見下ろすと
こんな感じ。





0910041442.JPGこれを発見したのが
唯一の収穫だった、
とT氏は申します
(ヒルじゃないです)




0910041446.JPG傾斜は平均
50°くらい。
たいしたこと
ありませんが




0910041448.JPGしっかし、
ここ植林地。。
おかげでホールドは
豊富ですが。。




諸戸さんにはこんなとこの間伐・枝打をやるワザ師がいるんですね。

0910041451.JPGデカイ石が出現して
行く手を阻みます。






0910041502_2.JPG起伏が激しいんです。







0910041506.JPG地震がきたら
一発でアウチ






0910041535.JPG15号鉄塔(?)を
見下ろすころに
なって





0910041521.JPGやっと傾斜が緩く
なってきました。






0910041540.JPG崩壊地を
かすめます。






0910041541.JPGテープ出現







0910041549.JPGこのあたり、
北尾根の稜線まで
巨石がゴロゴロ。





写真で見ると風情あるが、当時は必死だったと
T氏は告白します。

0910041555_1.JPG16時近くになって
ようやく稜線です。






0910041556.JPG大山山頂も見えて
心強かった、と
T氏は申します。





0910041555_2.JPGいい味出してる
松の背後に
巨大な崩壊地が





0910041601.JPGp1094
(推定)






地形図を見ると、ここから大山まで約2km。1時間弱。
日暮れの大山下りは確定だ、とT氏は諦めたそうです。
ではゆっくり急ぎませう。

0910041606.JPG急ぎたくない
楽しい尾根だが、
一部はヤセ尾根
です




ここをV派とはいえ20歳前後の若者が丹沢報国寮に
走ることはありえないっぽい、とT氏は申します。

0910041618.JPGいい尾根じゃ~
ありませんか!






0910041619.JPGモノレール
出現です。






0910041621_1.JPG中継基地







0910041622.JPG板囲いの中は
こんな感じ。






0910041621_2.JPGすぐ隣の崩壊地の
復旧資材でしょうか?






0910041623_2.JPG名目は
水源林の整備






0910041624_1.JPG担当は
(株)成瀬建設
さんです。





0910041624_2.JPGモノレールは
二手に別れて






0910041626_1.JPG一方はこちらの
広大な崩壊地に
向かってました。





0910041635.JPG尾根は極楽







0910041639.JPG大山直前に
鹿柵があり
脚立が用意
されてます。




0910041642.JPG16:40
大山山頂
裏側の
展望地です。




0910041643_1.JPGこの時間、
さすがに誰も
いません。





0910041644.JPG三峰山への稜線に
崩壊地あり






モノレールの一方はあれに延びてるのでしょうか?

0910041647.JPG下山です。







軽々と走って登るトレランの若者一人とすれ違いつつ、
下社までは灯なしで行けたそうです。しかし下社付近、
何やら騒々しい。売店のオヂさんに聞くと、事故があったと。

この件、読売と毎日が取り上げました:
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20091005-OYT1T00380.htm
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20091005ddm041040069000c.html

「お手伝いしてて下山が遅れた」というカップルが女坂の途中の
暗いところで困ってました。女性はかなりお疲れ。。
読売の「長男は…自力で斜面をはい上がり」は誤りで、登山者
2名がロープ使って救出したそうです。
25歳のお父さんタダ者じゃありません若い大工です。
その彼が滑落とは。。
神奈川新聞(web)はついに記事にしなかったようだが、いったい
何のバイアスだ?とT氏は邪推します。
んなことはともかく、子供思いのお父さんの冥福を祈るばかりです。
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