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本日は大漁であったとT氏(仮名)が興奮気味です。

まずは煤ヶ谷のお父さんから五葉ノ松・堀切地区の決定的な情報を
頂き、続く煤ヶ谷登山道ではヒル軍団をお腰に付けた塩団子で一掃、
物見峠では国土地理院の地形図(およびS文社地図)上の位置との
乖離を発見し、ついでに物見隧道の両端は地形図上では20mもの
高低差があることになっているという不合理を発見し、ヘラヘラ笑い、
肝心の堀切地区では空積エンテイを悠々多数発見し、物見沢では
山腹崩壊土砂の堆積状況を見て、丸淵の少し上流で飛び石による
徒渉を試みたところ、ぬっ転び、たちまちタンコブを左腕という珍奇な
個所に出現せしめて「タンコブとはリンパの仕業なりや?」という
大問題の存在を身をもって知り、丸淵では先人の労苦に涙を枯らし、
帰路の唐沢林道では猿を目撃し、本厚木ではB1の雑踏を目撃した、
と申します。

8d7f95a4.jpeg本日の経路(核心部)







すなわち、本日の結論を申せば:

●堀切・五葉ノ松両地区は煤ヶ谷の山仕事の現場であり、
五葉松ノ沢経路(仮)は物見沢経路(仮)とともに重要な
仕事道であった(煤ヶ谷のお父さん談)。よって五葉松ノ沢
に沿って石積が多数造られたのは道理である

●物見沢経路(仮)は緩傾斜だが、札掛と煤ヶ谷を結ぶ
いわば「煤ヶ谷裏山の銀座通り」(仮)。物見沢本流と
上流の支沢において、五葉松ノ沢にも増して多数の石積が
積まれたのは当然であり、実際、空積を大11小3目撃した

●丹沢はよい

と申します。

********************************
今年の夏もやたら暑く、なかなか出かける気にならなかった、と
T氏(仮名)は申します。

T氏によれば、いわゆる地球温暖化はそのいかがわしさが認知されたか、
本年度に入ったあたりからメディア等における使用頻度が激減したっぽい、
ただし動き出したら止まらない小役人集団や地方紙等の一部では、まだ
使われてるっぽいが、と申します。

そもそも、
「気」は「地」や「水」より薄いもんで、気の温度すなわち気温は
地温や水温に引きずられて変わりやすい、と申します。んで、確か
中学で
習ったのであるが、
「水」と「地」を比べると、水のほうが温まりにくいし
冷めにくい、と申します。

DVC00006_M.JPG「理科年表」
国立天文台編、第64冊
(丸善、1989(昭和64)年)
物55(475)








んで地表の地と水、つまり陸と海の割合は、3:7で海が大きいから、
大気の温度は大局的には海の温度に左右されるはずだと申します。

つまり、(非平衡の例で恐縮であるが)

d494de0e.jpeg気温が21℃で水温が20℃の場合と











1262c7c8.jpeg気温が20℃で水温が21℃の場合で











トータルでみてアツイのはどっちだ? と。

すなわち、温暖化なのか寒冷化なのかの判定には、乙女心のごとく
危うくうつろいやすい気温ではなく、質的にも量的にも地球表面における
熱容量の大勢を占める海水温で勝負パンツすべきだ、と申します。
将を射んと欲すれば先ず馬を射よ、じゃなかった、小を捨てて大に就け、と。

しかるに、中学生やアマチュア堰堤観察家でもわかりそうなこの事実を、
天下の事実の解明ではなく天下の事実をねじ曲げてでも私腹を肥やす
ことを目的とする地球温暖化論者たちは、遂に取り上げることがなかった
のである、と申します。コンクリートのジャングルで空調吹かしてりゃ外は
暑くて当然の、皮相的な指標に過ぎない気温のみをあげつらい、本質的な
指標である海水温については、遂に口を閉ざしたまま、あるいはその意義に
気づかぬまま、消えゆくのである、と申します。CO2が水に著しく溶けやすく、
その溶けやすさが温度で変わり、水温が高くなると逆にボコボコ出てくる、
という単純な事実も同様に、と。

海水の表面温度については衛星・ブイで測ったデータがweb上に公開
されており、これは気象庁のサイトであるが↓
http://www.data.kishou.go.jp/kaiyou/db/kaikyo/daily/sst_wnp.html

本稿を書いているのが2010年9月21日深夜なので、世界中を探せば
おられるかもしれない読者諸賢におかれましては、都合上、上記の
サイトの画面の左側にある日付を2010年9月21日に合わせ、「平年差」
に◎をして【表示】をポチっとして頂きたい、と申します。
すると日本の周辺の海(表面温度に過ぎないが)は平年(過去30年)に
比べておしなべて数℃高く、特に北海道が高いのが見えるはず、と
申します。

2010年9月21日の海面温度をglobalに見れば↓

21_sep_10_sst_anom.gifUNISYS Weather賛与利
(無断拝借)







http://weather.unisys.com/surface/sst_anom.html
日本やカムチヤツカやグリーンランドや北極海は温暖化だが、
北米の西海岸や赤道直下は寒冷化だ、と申します。つまり普段より
暑くなってるところもあり、寒くなってるところもある。
温暖化論者たちは
これをしもGlobal Warmingと申さんか、と申します。


しかるに、上記は表面温度に過ぎないのであって、トータルでみて
温暖化か寒冷化か、あるいはどちらでもないのか、判断するには、
もうちょい深部のデータを併せて考えるべきだと申します。
ともかく、気温のみで地球温暖化を語る輩はエセと断定して差し支え
ないと申します。

恐ろしいことに、つかハライテーことに、曲学阿世の地球温暖化商売人
たちは、生物多様性にちゃっかし乗り換え済みっぽい、と申します:
http://www.cop10.com/business/
http://www.business-i.jp/news/top-page/topic/200809240017o.nwc
http://journal.mycom.co.jp/news/2010/08/20/018/

生物多様性の中に「CO2」「地球温暖化」を組み込んでます(笑) 

さすがに生物多様性は香ばしすぎて、地球温暖化ほどには流行らん
だろうが、ウカウカ油断することなく生物多様性商売人たちの動きを
生暖かく見守る必要がある、と申します。

この夏の暑さは雨が少なかったことも一因ではないか、と申します。
その証拠に、一雨ごとに涼しくなっていると申します。
雨が降らなきゃ来年の夏も暑いだろうとT氏は予言します。


という次第で暑いので出かける気にならず、一大決心して出かけても、
駅に向かう途中の神社で腹減り野良猫団に囲まれ、やむなく猫缶を
取りに自宅に戻り、団のメンバーたちに謹呈し、アウアウいいながら
食すのを眺めているうちに蚊に刺され、気力を喪失し、遂に丹沢に
たどりつくことはなかったのである、と申します。

本日は水2.5L持てばギリギリOKと見て、いよいよ機は熟したと、懸案の
物見沢経路@煤ヶ谷を目指したとT氏は申します。

1009190732.JPG煤ヶ谷の登山道に入ったらば、
なんと塩のケースがありません。
DEETのスプレーも空





お父さんに伺えば、県の担当者が、日射でケースが傷んだと称して
代品を持たずに来て回収してっちゃったと(笑)
「昨日、登山者が300mぐらい登ってヒルがあんまり多いんで諦めて
下りてきた、ここ(お父さんちの前)でヒル落として潰してこの辺
真っ赤になったから水まいて流した」という貴重な情報も頂いた、と
申します。

それはさておき、ここでお父さんに前回の仮説
「五葉松ノ沢(トヨアラシ沢)経路は重要な仕事道であったのか?」
http://harashiro.blog.shinobi.jp/Entry/28/
の検定を依頼したところ、「おおぅ、仕事道仕事道!」という、極めて
明解な返答が得られたと申します。なるほど!やっぱり!んじゃあ
五葉ノ松に堰堤がたくさんあるのは当然だ、ありがとうお父さん、と
申します。

というわけで、本日は「五葉松」(注)にも増して堰堤が多いはずの「堀切」
地区にイザ出陣!
(注)
「堀切」「五葉松」とも「煤ヶ谷」の小字であり、「清川村大字煤ヶ谷小字堀切」等と
使用できるっぽいと申します。ただし人が住んでないので実用にはならんっぽい、
と申します。

の前に、赤軍の本拠地を通過しなければならんと申します。本日は
小細工せずに、塩一本の真剣勝負で行く、と申します。アヂシオ1瓶
常備してるが、やはり塩を調達したいところ。

1009190812.JPG鹿柵を過ぎ無粋な
コンクリ水路工を
渡ったところの
塩ケースは無事でした




1009190817.JPGここで塩団子を調製し、
腰に付けたと申します。
敵が乗船したらば、
塩団子の塩をつまみ、
すりりつけては投げ、
すりりつけては投げ、と


1009190915_1.JPGその心意気は
我ながらあっぱれで
あった、無傷で
ベンチに到着した、
と申します



1009190915_2.JPGベンチ周囲の草の
生えているところに
近づくと敵が乗船。
ここでもすりつけては
投げ



1009190953.JPG物見峠で一休みして







1009191004.JPG「堀切」地区に突撃!







結論から申せば、当地の石積堰堤分布は次の図の
ようになると申します。

07268b83.jpeg堀切地区の堰堤分布図

E1E11 空積谷止工
e1e3 空積谷止工(小)





ただしe1~e3は小さく、谷止ではなく山腹工に分類されるかも
知れないと申します。なお沢名は「清川村地名抄」(清川村教委編、
昭和58年)に依ったが、その記載に異同あり、掲載図の方位は
アテにならず、描かれた沢もどこだかわからんかったりするので、
上図に記入した地名は今のところのT氏の暫定私家版である、と
申します。

1009191015_1.JPGトラロープで下りた
ところの、桟橋のある
物見沢本流の源頭、
「コダマ沢(?)」を
少し上ってみますが



1009191020.JPGこれは石積では
なさそうっぽい、
と申します





1009191021_2.JPGすぐ右岸に
炭焼跡






1009191022.JPG「コダマ沢(?)」には
本格的な石積エンテイは
なさそうです





1009191029.JPG物見沢本流に戻って
山腹の石積たちを
見ながら下ります





1009191030_2.JPG右岸にも左岸にも
いい仕事してます。
さすがは煤ヶ谷
山仕事の銀座通り(仮)




1009191036_2.JPG峠から300mほど
下って、1個目の
石積(E1)。
草に隠れて見落とし
がちだと申します



1009191038.JPG八丁沢の出合の
桟橋には見事な
石積補強





1009191045.JPG一ノ沢に入ります。
おお!石積が(E2)。
なんと、ここで既に
土砂が堆積




1009191048.JPG上部には水流痕も










1009191049.JPG天端の石は摩耗して
凹んでおり、この沢には
たまに土石流が発生して
いることが憶測されます




1009191050_1.JPG粗製ながら山腹工







1009191050_2.JPGその上部に植林。
手入れは良好です。
ここは清川村森林組合か?





1009191051_1.JPG少し上流にE3







1009191051_2.JPGその手前の左岸を
見上げると、
粗製石積e1





1009191055.JPG残置された手製の工具!
おー、これなら要事に
ノコ1本で現地調達できそう








1009191057_2.JPG右岸の盛り上がりを
ウカウカ越えると






1009191058_1.JPG突如E4が出現した!
まったく油断も隙も
あったもんじゃない、
と申します




1009191100.JPG踏跡は明瞭。
使い込まれた
仕事道っぽいです





1009191101.JPGこの木は先日9/8の
台風で流れ着いたか?
下部には土砂が堆積





1009191104.JPG善入沢の出合。
石積E5が見えます






1009191107.JPGE5近影










1009191108.JPGE5近影。小振りの
石を使ってますが
積み方は丁寧





1009191111.JPG善入沢を上ると
積み増しして崩れた
石積E6





1009191112.JPGE6近影。
ガレで埋まったため
積み増したが、素人
工作であったため
あっさり崩れたっぽい
です


1009191114_2.JPGE6の左岸の小沢に
荒廃石積e2






1009191116.JPG善入沢本流上流に
小石積e3









1009191119_2.JPGその先に枯滝。
石積はないっぽいと
判断して戻ります





1009191132.JPG一の沢本流に
戻るとE7






1009191133.JPGここの出合の平地は
休憩所のようです。
「ダルマ」の瓶を
久々に見たと申します




1009191136.JPGこのヤブを見て、
本流の先には石積は
なさそうと決めつけ、
戻ったと申します




シマッタ!後でログ軌跡を見ると、一の沢本流は
まだ先があります。いくつか見落とした石積が
あるかも知れない、近日中に再訪したいと申します。

1009191140_1.JPG善入沢出合の対面の
小沢にはE8が
ありました





1009191140_3.JPGこのE8がまた見事な
崩れっぷりだと
申します。
前壁と後壁の張石が
残り、中のガレが
漏出したっぽいです


1009191146.JPGちょい加工がラフでもあり










1009191147.JPG碧の含セラドナイト石が
脆かったっぽいです






1009191144.JPGこの上流には
もはや石積はない、
と一方的に断定して
戻ったと申します




1009191151.JPG再びE4を鑑賞します。
石積には可塑性もあり、
多少の木が生えても
大丈夫っぽいです。
美しきかな石積!



1009191158.JPG物見沢本流に戻ります。
緩傾斜ですが土砂が
結構たまってます





1009191159.JPG石積E9が傾斜をさらに
緩和していますが、
ここにも土砂が





f46dfe2f.jpeg昨年同期(090913)のE9。
これと比べると今年は
堆積土砂が少し減ってる
っぽいです




【ご参考】
http://harashiro.blog.shinobi.jp/Entry/12/

ここいらに土砂が溜まっているのは、緩傾斜で流れにくい
からかもしれん、と申します。

1009191206_1.JPGマガリ沢出合の桟橋。
ここの丸太は昨年の
まんまの状態で
残ってます




1009191211.JPG少し下ってE10







1009191214.JPG右岸上方に山腹工。
その上に唐沢林道が
走ってます。





1009191217_2.JPGこれがまた美しいE11。
水叩きに土砂があります






4d7b3d75.jpeg昨年同期(090913)のE11。
堆積土砂は少し増えたか?






1009191219.JPGすぐ下流にタイコ石が
あって、ここから丸淵の
下まで石積はありません





1009191240.JPGトヨアラシ沢出合







1009191242.JPG渓流にも土砂あり







ab14979f.jpegそして事件はここで
発生した、と申します






向こうの石から手前の石まで1.5m級の大ジャンプを試み、
見事徒渉に成功したのであるが、勢いがつきすぎてぬっ
転んでしまったと申します。家には腹を空かせた猫2匹が
待つ身。とにかく頭は打ってはイカンと、受け身の体勢を
とったらば、左腕の外側を石に打ちつけたようだ、と申します。

6d9e3faf.jpegその証拠に、当該
部位がみるみるうちに
腫れあがった、と
申します




T氏の身体には、これほど大規模なタンコブが発生したことは
かつてなかったので、ウカウカ見過ごしていた問題であるが、
タンコブの発生は大変おもしろいのではないかと申します。

第一に、その出現は1分程度と急速であることを特徴とする、
と申します。転んで無意識に立ち上がり、アッと気づいたとき
には既に写真のごとく膨れあがっていたと申します。

第二に、いったい何が膨れたのか、その実体だと申します。
直感的にいって、これはリンパだと申します。動脈が破けたなら
ドクドク圧を感じるはずだがそれはなく、そもそも外から圧迫した
程度では動脈は破けない(ヒルと同じ)。血液が漏出してるなら
体表を通し血色素が何となく見えるはずだから、静脈でもない。
細胞が一様に膨潤するとも考えにくい。おそらくリンパである、
と申します。

第三に、リンパとすれば、それは漏出したのか?それとも
リンパの微小循環毛細管壁には毛細血管壁と同じく平滑筋
細胞があり、これが打撲の刺激で弛緩して膨れあがったのか?

第四に、これはあしたのジョー等で「殴られてボコボコに」
の「ボコボコ」と同じイベントであると申します。そういえば
象皮病というのを聞いたことがあると申します。さらにそういえば、
蚊に刺されて膨れるのも、おできやものもらいで腫れるのも、
類似のイベントではないか?と申します。禿上がることとの
関連はなさそうだが、と申します。

第五に、wiki等を見てもリンパのことはよくわからん、と
申します。
日本語版は論外として、英語版を見ても、内から
外にhydrostatic pressureが、外から内にosmotic pressureが
働いて釣り合うと主張するっぽい絵があるが、これは甚だしい
誤りであると申します(マシな説明としては、両者は独立に、
各々の次元で釣り合う)。リンパの機能としては、脂肪等の
吸収に関わることぐらいはT氏も高校の生物あたりで知っており、
鰯を食うと体中鰯臭くなるのはおそらくリンパの仕業であり、
牛肉の脂身食って体中臭うのもおそらくリンパであることは日常
経験するところである。消化吸収の実態や腸内細菌の寄与も
T氏にはモヤモヤしてよくわからんところであるが、リンパも
奥が深そうだ、とT氏の夢も腫れあがります。


1009191249.JPG左腕を介して左胸も
打ったっぽく、肋骨が
2本痛いが、まんず
大したことはなく、当面の
うどん打ちに影響はなさそう。
一安心して丸淵分岐です


1009191250.JPG丸淵橋(仮)にも
土砂がたまってます。
これを搬出せんと
いかんかも




1009191251_2.JPG丸淵の現況です







上流にずっと土砂が堆積していることを考えると、丸淵に土砂が
溜まっていなかったことがむしろ奇跡ではないかと申します。
それは上流のエンテイたちが見事に食い止めていたからでは
ないかと申します。そう考えれば灌漑深いものがあると申します。
エンテイは美しいのみならずエライと申します。エンテイの威力に
匹敵するものがあるとすれば、それはOM2+OM3砲ぐらいでは
ないかと申します。

1009191258_1.JPG一ノ宮沢出合です。
この上流もエンテイの
宝庫。また次回に





1009191301.JPGそのすぐ下流に
空積(?)とすれば
最高傑作級の石積。
ここには丸淵から
流出したと思しき
土砂が溜まってます





1009191302.JPGしかし空積としては
出来過ぎではないかと
T氏は疑念を抱きます。
本日は少々水量多し。
水量の少ないときに
検証しませう


1009191315.JPG時刻は13時を回りました。
腹減り仔たちが待ってます。
帰りませう





1009191333_1.JPG唐沢林道の崩壊土砂は
いまだ撤去されず






1009191409.JPG唐沢林道からいくつか
分岐する仕事道は
H19年度頃から始まって
いたっぽいです




1009191416_1.JPG2個所に本年度分の
資材が






1009191416_2.JPG施工者は清○村森林組合。
シ○ミさんをつつけば
情報が得られるかも!?








1009191417_1.JPG鳥屋待沢等でも
やるっぽいです。
つか、貼る紙
間違った?




8c7738a3.jpeg単独の登山者が棒で
何かつついていたので
伺えば、サルナシを
落としてるんだと。
と思ったら、コーナーを
曲がったところに猿が
いたと申します

口に出そうか出すまいか迷ったが、やっぱ「猿が去る」と言ってしまって
ハァーやっぱ少し疲れたと申します。


1009191425.JPG少し疲れたので、
ハイウェイでY善御殿裏
までショートカット。
左股関節が痛かったが
丸淵から林道入り口まで
1時間半。上出来です





バスに乗ったらば途中からちょい混み、カポー等も多く、汗くさい
ザックを抱えて臭いの拡散を防ぐのに苦労した、と申します。
本厚木に近づくと道路も渋滞、交通整理が出ていたと申します。
駅構内も激混み。さすがは連休中日だとウカウカ思ってたらば、
新宿はそれほど混んでなし。混雑は本厚木限定。
どうもB1グランプリのせいだったっぽいです↓
http://b-1gp.jp/
http://www7b.biglobe.ne.jp/~torimotsu/
そーいゃシ○ミさんのブログに「B1激混み」とあったが、大方
自動車レースか何かだろうとウカウカ見過ごしていたが、
これだったか、と。

将来うどん屋の開業を目指すT氏としては、「堰堤うどん」を
出したいところだが、ストレート過ぎて芸がない。誰でもベリグーと
うなる命名を、かねて考案中であると申します。
「空積焼きうどん」や「練積煮込みうどん」では何のことかわからず、
「こんなに美味くてえエンテイうどん」では苦しく、「みなさまの縁を
とりもつ隊」には勝てないと申します。
しかし石積を求めて自らの足で懸命に歩いておれば、いずれ
ひらめくはずだと達観している、なぜならば丹沢はよい、と申します。

********************************
煤ヶ谷堀切地区の石積堰堤

物見沢沿いの経路は札掛御料林の巡視路だったっぽいが、途中の
唐沢地区は17世紀半ばの由井正雪残党捕獲の一件以来、煤ヶ谷村の
入会となってたっぽく、煤ヶ谷村民が日々往来する主要な経路で
あったことから、治山工事の優先順位は高かったはずだと申します。
T氏は昨年9月にも物見沢を下降し、多数の石積を目撃していたが、
県の「神奈川の林政史」に次の数表が掲載されているのを前回の
五葉松経路調査の過程で発見し、物見沢経路を含む堀切地区の
石積を、全てこの目で見たくなった、と申します。

4f0f9a0a.jpeg「神奈川の林政史」
神奈川県林務課編
1984(昭和59)年
p.576




これによれば、堀切地区は当該の治山事業で真っ先に着手され、
昭和8年に11個、昭和9年に2+8個、昭和10年に2個、合計23個の
石積が積まれています。

本日は石積大11個を観察し、上記のうち約半数を検証できたことになる、
まずはめでたいと申します。他に石積小3個を目撃したが、これらは
山腹工に分類されるべきかも知れず、残りの半数が集中すると思われる
一ノ宮沢~鍋嵐を再訪問した後に併せて考察したいと申します。

本日の石積たちは昭和11~12年に造られた五葉松地区の石積たちと
作風に類似性が認められ、損壊したものもあるが見事な造りであり、
大正12年の関東大震災の復旧工事にたずさわって10年の、腕を上げた
担当者たちが継続して指揮をとったものと憶測される、続く枝尾・小唐沢
地区に残るはずの石積たちと比較検討できる日が待ち遠しい、と申します。

********************************
物見峠の位置について

先般、ハッピー師がS文社の地図上「織戸峠」位置の誤りを指摘され、
S文社担当者より2011年度版から訂正する旨の言質をとるという
大成果を挙げられたと伝え聞く、と申します。
T氏はこれまでに何回か物見峠を通過しているが、そういゃ物見峠も
間違ってんじゃね?と申します。

d9b252b5.jpeg昭文社
山と高原地図28
「丹沢」
2009年度版






S文社の地図によれば、物見峠は物見隧道の西にあることになっているが、
T氏のGPSログではどうも東側にあるっぽい、と申します。試みに何回かの
GPSログを重ねてみると、やっぱ東だと申します。S文社の地図は地形図の
表示の誤りに引きずられてるっぽいです。

4404a03a.jpeg物見峠の位置
T氏の物見峠通過記録を
4回分重ね描き





実はT氏のGPS記録もアヤシく、とくに帽子にGPSロガーを仕込んで
計測の確度を向上する技術を確立する以前の記録は信用できんので
あるが、物見峠は上空が開けており、そのため正しく記録できてたっぽく、
4回の記録は奇しくも1点に重なっている、したがってこの1点こそが、
物見峠の正しい位置と思われる、とT氏は言い張ります。

T氏はGPSの原理を何となく知ってるだけで、通信のプロトコルや
計算のアルゴリズムを理解しているわけではなく、特に、基準としている
はずの地球の標準形状とのズレが大きい場合、つまり標高が高い場合に、
どの程度正しく計算されているかはわからんのであるが、林道の
見晴らしのよいところでは地形図とT氏のログ軌跡はよく一致することを
考えると、やっぱ地形図が間違ってんだろ?と申します。

地形図はこんな感じでつくられたっぽく↓
http://www.gsi.go.jp/MAPSAKUSEI/25000SAKUSEI/25000SAKUSEI-25000sakusei.html
道などはご苦労にもGPS機器を担いで実測したっぽいが↓
http://www.gsi.go.jp/MAPSAKUSEI/25000SAKUSEI/genchichousa-dgps.html
一昔か二昔前のGPSは感度も良からず、現在市販のGPSロガーには
勝てんだろ?と申します。

国土地理院の書き込んだ経路表示にはずいぶんひどいのがあることを
T氏は09年06月27日の「カイモンヤ沢作業道(仮)」で経験しており↓
http://harashiro.blog.shinobi.jp/Entry/6/

affd9ce4.jpegカイモンヤ作業道の
国土地理院表示と
T氏のPhotomate 887
によるGPS実測




何も驚くにはあたらない、と申します。

ついでに物見隧道の出入口の高度を見ると、煤ヶ谷側は585~595mあたりと
読めるが、札掛側は615~625mあたりと読める。つまり地形図上では両端に
高度差が少なくとも20mはあることになる。
しかし神奈川県の資料にによれば、

e24d5489.jpeg「唐沢林道のあらまし」p.12
神奈川県県央地区行政センター
平成元年







隧道延長は150m、勾配は3.5%であるから、高度差は150m×0.035=
5.25m程度のはずである。通過した記憶からも、両端で20mの高度差が
あるとは到底思えない、と申します。

よってこの領域の地形図は、道路・経路表示についてはかなりアヤシイと
申します。専門家が立体航空写真から起こした等高線表示はともかく、
後づけっぽい道路・経路に関しては、概して間違いがありうることを再確認
した、つか登山道表示なんか半分くらい違ってんじゃね?とT氏は申します。

誤りを通報して差し上げるための窓口は一応開放されてるっぽいが↓
http://portal.cyberjapan.jp/mailform/index.html
どうも国土地理院はタカピーであり↓
http://www.gsi.go.jp/kibanjoho/mapinfo_faq.html
暖簾に腕押し、何よりもマンドクサだ、と申します。

国土地理院が原図を訂正してくれないと、国土地理院に全面的に依存
してるっぽいS文社は訂正に応じない悪寒がするので、現在、国土地理院が
推進してるっぽいデジタル基本図体系への移行作業が当地に波及するまで、
10年以上かかるかも知れんが、それまで当地に地形図・S文社地図に
起因する事故が起きないことを祈りつつ、生暖かく見守ろうではないか、と
申します。物見峠付近は経路もはっきりしてるし、と申します。

ただし物見隧道両端の高度差についてはちょい興味を持った、これは
両端近傍の見晴らしのよいところでGPSロガーを高く掲げて10分も
裸踊り等をすればそこそこの確度で測れるっぽいので、近日中に再訪して
試みたいと申します。
この際、GPSは複数台使用することが望ましいので、ついてはGPSを
頭に乗っけてちょんまげルックで一緒に裸踊り等、あるいは頭乗せ待て
をしてくれる同志を禿しく募集中である(はぁと)、と申します。
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ナナの声
つづけ!!!
シチミ 2010/09/21(Tue)20:57:03 編集
みなの声
つづけ! つづけ!!
shiro URL 2010/09/21(Tue)23:41:45 編集
拝復 Re:ナナの声
ワン!!!
T.I. 2010/09/22(Wed)15:55:51 編集
拝復 Re:みなの声
んにゃぁ! んにゃぁ!!
T.I. 2010/09/22(Wed)15:56:58 編集
ナナの声2
ご苦労と申します、ワン!!

酔っ払った飼い主シ○ミは
字が小さくて「目が回る~」ってるぽぃです、キャン!!

シラフの時に読み直す「ハァ・ハァ(汗)」って申します、ガウ~!!
シ○ミ 2010/09/24(Fri)22:52:11 編集
無題
いつもに比べ格段に早い[つづきはこちら]のアップに、「なるほど。『つづけ!』と叫んでみるものだ。」と感心しているしだいです。
楽しみにしていた物見沢上流部のレポートですが。温暖化やリンパの難解な話に頭を悩ませながらも、沢床全体に土砂が堆積している事が良くわかりました。堰堤が多いって事は土砂も多いって事なんでしょうから。こりゃ、しょうがないですね。
堰堤をEナンバーで呼ぶのはカッコ良い。と思いました。が・・・。EナンバーはFナンバーと逆に上流から数えるのか?と思いきや、そうともかぎらなそうで・・・。やはり難解です。
 
物見峠の位置の考察には拍手です。私も以前からなんか変だと思っていました。峠から見た地形と地形図が一致していない。峠から物見沢へ降りる経路は尾根を通ってはいない。・・・と。今回のT.I.さんの考察で、「なるほど!」と手を叩きました。自分が直感的に変だと思っていた事が証明できて嬉しいです。
物見トンネルの事も興味深い。確かにあのトンネルの両端に20mもの高度差は絶対にありません。
トンネルで踊るのも楽しそうではあるけれど・・・何故、裸?? ちょんまげルックで裸踊りをする時には、是非ご一報を。動画を撮りに行きますので。
shiro URL 2010/09/24(Fri)23:03:03 編集
拝復 ナナの声2
眠い目をこすりこすり書きなぐりますた!
これからボチボチ修正にかかります。。
最近元気っぽいですね~
その元気をウチの中2の仔(14歳@慢性腎不全)
に分けてほしいです~
T.I. 2010/09/25(Sat)03:27:43 編集
拝復 無題
shiroさん、どうもです~
丹沢は関東大震災でボロボロになったっぽいですが、
ここ唐沢地区もさぞかし悲惨な状態だったかと。
んで、煤ヶ谷の人たちは「由井正雪」の件とか、
昔からセンスがあったんじゃまいか、って気がします。
監視の鋭い人たちのヤマですから、治山工事は
手が抜けず、また担当者も震災後10年経ってて、
技術的にも円熟してたんじゃまいか、と。
堰堤が集中してる個所は実は傾斜がもともと緩いし、
地元民のケアもあって、と、ここはいい相乗効果で
治山が成功した地域じゃまいか?と思います。

Eはドイツ語のEnteilungの頭文字です(大嘘)
ナンバリングはあとで全部やりなおしですね~

物見隧道裸踊り等へのご参加ありがとうございます。
「等」ですから、裸踊りにはこだわりません~
T.I. 2010/09/25(Sat)03:44:22 編集
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