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戦前の石積堰堤は材料は現地調達、費用の8割方が人件費で、
積み方に技巧を凝らして耐久性抜群、景観にも見事に溶け込んだ
ものがあり、今なお人々の心を打つと申します。

しかしながら、治山の本義は山腹工にあり、と申します。
ヤマは重力に逆らった存在であるからいずれ崩れるもんだが、
禿しく崩れちまったらば適当に止めないと大規模な土石流が
起こって人畜に危害を及ぼすおそれがあると申します。
さもなくばエンエンとエンテイを積む羽目に陥ると申します。
崩れを止めずにエンテイばかりこしらえるのは本末転倒だと申し、
指を指して笑うべきであると申します。

心あるエンテイ人はエンテイばかり積んで喜んでいたのではない、
精一杯の山腹工を施して、やむにやまれぬ箇所にのみ、エンテイを
積んだのであると申します。いわばエンテイは山腹工に咲いた花、
結実であると申します。こうしたエンテイが美しいのも無理はない、
と申します。よってエンテイ人の心を知るためには、山腹工を見る
必要があると申します。

しかしながら、山腹工は崩れの後処理であり、ガレガレの傾斜地で
あり、亀にはウカウカ近づけず、しかも復旧した暁には、年月とともに
その痕跡を認めることが困難になる、と申します。

(中略)

本日、敬愛するイ師匠のご指導を得て、帝室林野局が昭和7年9月~
12月に施工したという、かつて

0ca7309b.jpeg「明神ガケ」







と呼ばれた荒廃地の復旧工事箇所を探索した、と申します。

まずは何より丹沢はよいと申します。
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地球寒冷化の昨今であるが、このところ雨が降らず、よって
コンクリ・アスファルト固め&空調の廃熱ムンムンの都市部は
暑い日が続くと申します。
古来、こういうくそ暑いときにこそ、丹沢の爽やかな清流の
エンテイたちを観察するに限ると申します。

と申しただけでウカウカしていたところ、マシラ仙人の御情報に
よれば、丸淵が奇跡の復活をとげたっぽいと申します。
直ちにM-K学校ドボン大会の開催が告知され、直ちにT氏(仮名)
が亀である素性を伏し、一アマチュア堰堤観察家(A.E.K.)として
参加を願い出たのはいうまでもないと申します。
直ちに丹沢はよいと申します。

0e1a8ada.jpeg往路に不動沢・樋嵐沢、帰路に
水の尻沢と、純粋な堰堤観察会
としても堂々通用するコース取り
をして頂いたと申します

まずはM-K校長ならびに先導を頂いたkaz師範ならびに諸師の
皆様に御礼を申し上げます<(_ _)>と申します。

ヒソカに企んでいた丸淵上流における私設エンテイ新築計画は
貯留土砂とともにキレイさっぱり流れてしまったが、ナニナニ、
新たに一歩、じゃなくて新たにエンテイを積むべき場所はたくさん
ある、なぜならば丹沢はよい、と申します。
亀の傷は案外浅く、1日2~3回の水道水(+石鹸)洗浄とラップ巻きで
薄皮がほぼ回復した、しかし愛機のGPSロガーPhotoMate887は、
水抜き乾燥後も治らん、と申します。

fe32b533.jpegそこで外科的な処置を施したと申します









写真のごとく、PhotoMate887はプラッチックのふたをパカッと開けると
中が丸見えになると申します。今回のように水没させたら全部水浸しに
なるのはいうまでもない、と申します。水没させんでも蒸れとかでサビが
発生し、接点不良が起こりやすい構造であると申します。

症状は「LEDが正常に光らない」というものであったが、
中を開けたらハンダが外れてLEDが浮いていたと申します。
そりゃあ光らんだろうと申します。
よってちょちょっとハンダ付して無事復活したと申します。

T氏的には、山中の使用にあたっては、オノレの身体で一番高いところ、
即ちハ○頭のてっぺんに置き、その上から帽子(105円)をかぶっている
と申します。即ち平素から高温多湿+脂ギトギト+ヲヤヂ臭の劣悪な
使用条件であったと申します。当該のハンダ箇所は以前からヒソカに
劣化が進行していたものと憶測され、それが今回の水没で一気に行った
んじゃまいか?と申します。

他の部分のハンダは老眼の進行した肉眼で見る限りしっかり付いていると
申します。スイッチの接触もOK牧場であると申します。LEDのハンダだけが
何か異常に弱いっぽいと申します。
結露する環境で使うと、水没させんでも数年で外れるかも、と申します。
似たような症状でお困りの方がおられるかも!?と思ってこれを記す、と
申します。

実はT氏は同型機をもう1個持っているのだが、これは中をピンセットで
つついているうちに回路を短絡させてしまったっぽく、集積回路の内部を
焼いてしまったっぽく、外からではどうやっても治らず、修理はチップ交換
しかないっぽいと申します。よって電池・部品交換用だと申します。
手荒なことはしちゃいかんと申します。

夏休みのたのしい電気工作がこれで無事終了したと申します。
丹沢はよいと申します。
いやはやマイッタと申します。
本来ならば「仲ノ沢経路その6(完結編)」の日であったと申します。

仲ノ沢経路の近隣に見ることのできる7基のエンテイのうち、
小川谷本流の2基、ヒエ沢の2基、仲ノ沢の小川谷出合の1基は
帝室林野局が昭和2年までに築設したものである可能性が高い、
と申します。
しかるに、帝室林野局のエンテイ資料は非常に乏しく、発掘した
写真は「大又沢堰堤」「水の木沢堰堤」「押出澤第一號練積石堰堤」
の3枚しかない、と申します。
仲ノ沢のエンテイについては、後述の短編記録2編しか見つからず、
具体的なエンテイ情報はないのだと申します。

「大又沢堰堤」「水の木沢堰堤」はカネをかけた大エンテイであり、
それもよいのだが、美しいのは石積師の技が光る小エンテイで
あると申します。
と呻吟していたところ、「押出澤第一號練積石堰堤」が現存する!?
というタレコミを、前日の7/28(日)に頂いたと申します。
AEKとしては、一日遅れたが、万難を排して行くでせう!と申します。

よって当該の堰堤を調査し、ついでに弥七沢の頭を越えて、最短で
仲ノ沢経路に侵入せむとすれば、悪い予感が的中したと申します。

c008a4ff.jpegイガった経路はこんな
感じであると申します
(GPSロガー水没
→乾燥中のため
手描き図ご容赦、
と申します)



DVC00153.JPGロープ使用(ただし寸足らず)
とはいえ、手足の引っ込まぬ
亀が、ここを無傷でずり落ちよう
などという大それた企てには、
そもそも無理があったと申します






AEK隊のダメージは次の通りと申します:
●両腕すり傷(左腕に長さ3cm深度2~3mm程が2本)
●両手の平にすり傷
●左膝頭の皮がずる剥け
●右目の上のタンコブ
●ズボンの左膝頭がカギ裂け 尻に穴
●全身泥だらけ

亀は300m上り返し、リングワンダリング(だったか?)を
体験しながら這々の体で退却したと申します。結局、
p683の長尾根で仲ノ沢林道に降りたと申します。
アトピー水で傷口の泥を洗い流し、素っ裸でアトピー水の
シャワーを浴び、アトピー水で洗濯したと申します。
アトピー水偉いと申します。
M-K校長のお言いつけを守ってガムテープを持っていて
本当によかったと申します。穴あき・カギ裂けのズボンを
カモフラージュできたと申します。

傷については湿潤療法の出番か!?と申します。
すなわちジュクジュクを水道水で一日2回洗浄し、
カサブタができたら剥がし、あとはサランラップ巻きだと
申します。医者にかかるのは嫌だと申します。

何はともあれ丹沢はよいと申します。
地球寒冷化の折ではあるが、少しは夏っぽくなって参りましたと申します。
よって7/14~16の三連休は仲ノ沢ゆぐべし、と思ったらば、初日の前日に
大雨が降ったと申します。カナロコによれば丹沢湖の降水量は1時間に
100㍉を記録したと申します。これでは行ったところで現地に入れなかった
っぽい、小田急線も止まったっぽい、と申します。まったく、寝坊してみる
もんだと申します。

よって連休最終日のこの日、満を持して仲ノ沢に出かけたと申します。
DVC00058.JPGすなわち、2リットルの
ペットボトルを水道水で
満にして、凍らして
ぱんぱんに膨れたやつ




を持して出かけて大正解だったと申します。往路では溶けた分をゴクゴクし、
減ったところに仲ノ沢林道の甘露「アトピー水」をつめてゴクゴクし、ヤマに
入ったらば溶けた分をゴクゴクして軽量化に努め、帰路にまた「アトピー水」を
詰めてゴクゴクし、遂に氷は最後までもった、と申します。夏はこれに限る、
丹沢はよいと申します。

仲ノ沢経路ではNo.3B.P.の無事を確認、ご祝儀に小1枚挟んできたと申します。
県の委託調査の記録によれば、No.3B.P.には相方のNo.4がいるはずだが、
発見できなかったと申します。どうも記録は間違ってるっぽいと申します。
その代わり、
DVC00085.JPG大デッチ沢に
2段(3段ある?)の
天然物の美堰堤を
発見して驚喜した






と申します。せめて中段まで登りたかったが、亀は手も足も出なかったと
申します。ここいらの源頭は石棚山に詰めるので、つまりボロボロなので、
アマチュア堰堤観察家(A.E.K.)には厳しいのであるが、次のオリンピック
までには何とかしたいと申します。丹沢はよいと申します。

仲ノ沢経路もエンテイたちも皆無事で、磨きがかかっていたくらいであるが、
その代わり、仲ノ沢林道の壊れっぷりは気の毒なほどであったと申します。
DVC00161.JPG例えば、
アトピー水の
ちょい上は
こんな感じで




4d9622b0.jpegヤシチ沢のところは
こんな感じであったと
申します







DVC00042.JPG反対側の路肩も
こんな感じだと
申します







毎日巡視しているというおじいちゃんの軽を通せんぼして停めて尋問したところ
(半分嘘)、当座の林道修繕予算は玄倉林道に食われているようで、仲ノ沢林道の
修復はしばらく先になるっぽいと申します。
よって小川谷愛好会沢ノボラーの皆様におかれましては、今季の駐車場所は
だいぶ下の、立間大橋~アトピー水あたりまでになることをご了解願いたい、
と申します。
そんな丹沢もたまにはよいと申します。

18663e00.jpeg本日の出あい
シタブクロノムラサキ(仮)










この番組はこちらのスポンサー様の提供でお送りします↓
想っている場合じゃなかった、と申します。

前回の「その3」からわずか5日と1年しかたってない
にもかかわらず、仲ノ沢経路は大変容をとげていた、
と申します。
昨年の豪雨で小さな沢にも土石流が発生し、
経路はズタズタに寸断されたっぽいと申します。

しかしその後の仲ノ沢経路愛好会沢ノボラーの
皆様のご尽力により(推定)、経路は使える
状態になってるっぽいと申します。

エンテイ2基を擁する稗畑沢のごときには、
土石流の発生した様子はないと申します。
さすが石積みエンテイの効果は絶大であると
申し、丹沢はよい、と申すやいなや、
4bd094a4.jpeg通称No.8エンテイが
大変なことになっている
のを見た、と大騒ぎして
申します
(当日の現地は雲の中に
あり、見通しのきかぬ
写真で失礼と申します)

かねて右岸の袖の修復の必要が叫ばれて
いたところ、新山沢からの流水が浸食を
深め、新たな大水路が出現していると申します。
危うしNo.8エンテイ!
取り壊されて、無粋なコンクリ堰堤に
取って代わられてしまうのか!?

だがアマチュア堰堤観察家(AEK)の目から
すれば、No.8堰堤はじゅうぶん強固であると
申します。確かに袖は壊れているものの、
この先百年は残存するだろうと申します。

それよか現在、小川谷ノボラーの皆さんの
ゴール地点になっている、下流のN0.7堰堤の
穴にどでかい石を落とし込み、栓をして機能を
復旧させればいいじゃまいか、と申します。
つまりAEKの総意として、コンクリ堰堤等の
新造なんぞ断じて許さん、と申します。
小川谷ノボラーの皆様は仲ノ沢経路を直ちに
復旧するくらいだから、穴を塞いだら塞いだで、
直ちに新しい帰路を開発するに違いまい、と
申します。

小川谷沢ノボラーの皆様のご意見を賜りたい、
と申します。

004156ca.jpeg気を取り直して
玄倉林道を経由し
雨山沢沿いの
登山道を登り




県林務課の練積堰堤群を見た、と申します。
雨山沢の沢床も白く磨かれてはいるものの、
エンテイたちは全員無事で、立派に働き
続けていると申します。さすが丹沢はよいと
申します。

懸念された玄倉林道の底抜箇所は、
ardbeg師の御情報によれば、先週の時点で
既にビテイの通路が組まれており:
http://ardbeg-camp-diary.at.webry.info/201207/article_1.html
この日も悠々通過できたと申します。

DVC00109.JPG本日も工事が入っており、
抜けた穴にセメント詰めちゃ
乾かししてるっぽい、
と申します





以上を総じ、丹沢はよい、永遠の少年少女たちよ
今こそ丹沢は仲ノ沢経路終点のNo.8堰堤に急げ!
と申します。


 
超久々に遠州方面の隠密仕事が入ったと申します。
御下命如何にても果たすべし、と申します。しかるに、
良い子的には、東京駅からこだまで掛川で降りるか、
ひかりで浜松まで行って少し戻るかするところを、
悪い子的には、新宿から小田急で新松田に出て、
bfe8a2e8.jpeg松田







から御殿場線で沼津まで行って三島に戻り、そこから
こだまで掛川に向かえばいいじゃまいか、と申します。
一アマチュア堰堤観察家(AEK)としては、まんず沼ん津
穏当な判断だろうと申します。

よってこの機会をとらえて、できるだけ早く家を出て、
DVC00030.JPG谷峨









で途中下車し、仲ノ沢林道をひた走れば、仲ノ沢経路の
諸問題を解決することも、あながち不可能じゃーあんめえ
と、ない知恵を絞ってみたと申します。

しかし、ないものはなかった、と申します。

しかも寝坊したので
791fc515.jpeg谷峨







で途中下車することすらできなかったと申します。

よってこの機会をとらえて、
69b71b26.jpeg駿河小山







の駅前を御殿場線の車窓から見た、と申します。

駿河小山駅前の様子をこの目で直に見た経験は、
今後の丹沢の堰堤考究上、非常に重要であったと
申します。なにしろ当駅は鮎沢川の支流、野沢川の
上流の
DVC00001_M.JPG峰坂川本流に1基
棚沢に1基
小野畑沢には2基
湯船沢にはなんと3基
あるはずの



図は「相模川外四箇川流域震災復旧砂防工事区域
一覧図」(内務省東京土木出張所、大正十四年十月)

賛与利

内務省直轄工事の堰堤群を観察するための、第1次
ベースキャンプの最有力候補地であると申します。

しかるに、駿河小山の駅前の状況から、当駅前には
コンビニがなさそうっぽいことを発見した、と申します。
すなわち、お握りや水等を新松田以前で調達する必要が
あることが事前に確認できた、大事に至らずに済んだ、と
申します。これは命にかかわる、いや命なんざ惜しかねえが、
いやそりゃ言い過ぎでチトは惜しいが、ともかく堰堤観察を
全うするために不可欠の、致命的に重要な情報であったと
申します。

おまけに、上図をよく見りゃ先般イ師匠にご教示を頂いた
源五郎沢の石積堰堤は、どうも内務省謹製っぽいと申します。

畏れ多くも先のイ師匠のブログには、ウカウカと
「昭和8年以降の県土木部の築かも!?」
等と書き込んでしまったが、大間違いで、昭和8年以前、
大正14年以降の内務省の築である、と申します。
ただし大正14年の上図は「計画図」であるので、内務省から
県に移管された後の昭和8年以降の築であることも、全く
ありえない話ではない、と口答えを申します。いずれにしても
ますます興味深いことだなどと重ねて負け惜しみを申します。

大成果とともに御殿場線の旅を終え、大いに満足して沼津から
三島に移動し、ホームにいたこだまに飛び乗ったところ、これが
東京行きであったと申します。途中で気づいて小田原で折り返す
ことができたのは幸いであった、丹沢はよい、と申します。
仕事には1時間遅れたが、曲がりなりにも御下命は果たしたので、
細けえことはいいんだよ、何にしろ丹沢はよい、と申します。

丹沢は車窓から見てもよいと申します。

(120622追記)

surugaoyama711.jpgその後もモニター上で調査を
継続したところ、駿河小山の
駅から川を渡って町に入った
ところにセブンが1軒あるっぽい、
と申します。

これで安心、さすがに丹沢はよいと申します。






 
昨年末より先代を引き継ぎ 堰堤観察の軍師(見習)を務めて
参りました
16f5b77b.jpeg"じん"
(本名=Jinni Shrine)








リンパ腫を発症し 加療中のところ8月15日午後6時00分
虹の橋を渡りました 享年2歳半(推定)

仲ノ沢径路再訪シリーズを契機に軍師活動を本格的化する矢先
病に倒れながらも気力をふりしぼって「再訪(その4)」を準備して
おりましたが果たせず 先代"こう"の後を追うこととなりました
故猫にとっても心残りであったと思われます

故猫の遺志により葬儀は当AEK32のみにて滞りなく相済ませました

生前にあずかりました格別のご厚誼に深く御礼申し上げ
謹んでお知らせ申し上げます
敬愛するイ師匠が災難だと申します。
よって弔い合戦だ、と申します。

諸般の事情で本日を逃すと丹沢遠征はしばらく先になるため、
M-K総帥には雨を晴れに変える魔術をお願いし、自らも庵に
籠もり三日三晩祈念した、とT氏(仮名)は申します。
その甲斐あって雨は引っ込んだが、夜遅くまで祈念したらば
チト寝坊した、玄倉着10時過ぎであった、と申します。

5ad990a8.jpeg本日の径路

おかしいな?と思ったら
小川谷を下降中であった
と申します(危)



要するに、この3回の仲ノ沢径路探求で、8基あるといわれる
エンテイのうち、7基の現存を確認できたと申します。

よってイ師匠の左足首の喪に服し、丹沢行きはしばらく自粛し、
その間、林務課系の「仲の沢調査委託業務報告書」
(H8~10年度)の内容と今回の実地調査を比較して考究し、
一方で稼業にも精を出したい(汗)と申します。

ああ丹沢はよいと申します。
前回は久々に仲ノ沢径路を堪能したため、その後の数日は
久々に筋肉痛を堪能した、とT氏(仮名)は申します。
よって本日は在宅エンテイ研究日のはずであったと申します。
ところが先週末に続きM-Kマジックがかかり、天気予報から
雨マークが消えたと申します。
仲ノ沢径路の諸問題はなお山積しており、この機を逃さず
堰堤を観察しようとするのは、一アマチュア堰堤観察家(A.E.K.)
として当然の態度であると申します

かねてイガイガ師匠にご教示を頂いていたが、仲ノ沢地区の
諸エンテイの考究上、下流のエンテイ群の知見が必須になる、
と申します。すなわち立間大橋から小川谷・穴の平沢出合に
至るまでのエンテイたちであると申します。
確かに、仲ノ沢林道を歩いていると沢音の大きくなる箇所が
いくつかあり、そのうち2箇所に
365a2171.jpeg
見事な石積が見え隠れする








と申します。

本日はその実体を解明した、と申します。

すなわち、2箇所に見える石積のうち、上流の大型堰堤は
6bd749ae.jpeg
小川堰堤
昭和2年8月1日着手
昭和14年7月31日竣工
内務省酒匂川直轄砂防工事



であり、これは菩提沢の菩提堰堤とともに天端の流線型が
美しいと申します。下流のものは
d9491032.jpeg
小川堰堤床固とこがため
昭和13年11月21日着手
昭和14年7月15日竣工
内務省酒匂川直轄砂防工事



であり、床固といえども高さは6.7mあり、これを独立の
小型堰堤と見誤るのも無理はないと申します。

さらに前回果たせなかった、仲ノ沢・小川谷出合の美堰堤を
直下の滝の落ち口から眺めることに成功し
168f628e.jpeg
帝室林野局(?)








これを右岸から巻き登り、そのまま仲ノ沢を遡行して、上流の
石積堰堤をもう一基
e01de116.jpeg
林務課か?
帝室林野局か?







確認したと申します。

さらに帰路、時間調整のために立ち寄った玄倉川の
4b533014.jpeg
小畑堰堤
大正15年12月1日着手
昭和14年5月23日竣工
内務省酒匂川直轄砂防工事



の水叩き・床固併せて4段構えの要塞の如き勇姿にはたまげて
腰を抜かしたと抜かします。

収集した資料を整理整頓し、「その1」「その2」の詳細をうpし、
「その3」に挑む日が待ち遠しいと申します。

丹沢はよいと申します。
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